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株式会社ケイ・システム

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プラスαで付加価値あるサービスを

株式会社ケイ・システム

2015年に神奈川県大和市で設立。以来、株式会社ケイ・システムはゴミ処理に特化したシステムの開発・提供を行い、産廃業界に深く関わってきました。キタジマが現在利用している電子マニフェストは同社のサポートにより導入されたものです。キタジマの森 取締役営業部長とともに、株式会社ケイ・システム代表取締役 小島啓義氏にインタビューを敢行。両社の関係や小島氏から見たキタジマについてお聞きしました。

キタジマとの関係

管理ソフトの再検討から取引スタート

小島代表取締役(以下 小島) 当社は廃棄物に特化した システムの開発と販売、廃棄物に関する管理委託、事務のアウトソーシングなどをメインに行っています。近年は、廃棄物を処理したときにマニフェストという証明書を出さなくてはいけないのですが、それを電子化するお手伝いを積極的にやっております。

小島 キタジマさんは古くから業界にいらっしゃるので、前からお名前は知っていました。キタジマさんが管理ソフトを再検討されるということでお声がけいただき、 そこからお手伝いしています。

森取締役営業部長(以下森) うちがSMS産廃ソフトを導入した2018年からのお付き合いになりますね。

 当時うちが使っていたシステムはカスタマイズで、小島さんが提供しているSMS産廃ソフトはパッケージでした。カスタマイズのほうは入れたソフトに対してうちの仕様でどんどんアップデートできるのですが、ただ、1つ1つのアップデートに対して費用がかかります。営業所も当時は遠方で、レスポンス自体あまり良くない…。片やSMS産廃ソフトのシステムはパッケージで要するに規格があるのですが、うちの要望だったり他の業者さんの要望を常に取り入れて新しくなっていて、使っている業者みんなに反映してくれるものでした。どちらがいいか…と考えたときに、SMS産廃ソフトのほうがコスト面でも使い勝手でもうちにとってメリットが大きかったです。そして何より、小島さんの人柄の良さが背中を押しましたね(笑)。

小島 ありがとうございます(笑)。

株式会社ケイ・システム小島代表取締役
株式会社ケイ・システム小島代表取締役

キタジマの印象

”共創”という言葉にぴったりな会社

小島 キタジマさんの第一印象は、すごく人が多くて圧倒されたことでした。営業さんも多いし、事務員さんも多くて。それゆえに”大丈夫かな…”という不安がありましたが、実際、携わらせていただいたらみなさんフレンドリーで。イベントや飲み会に呼んでいただける関係になれましたし、仲間として接してくれてとてもやりやすかったです。森さんは初めてお会いしたときハットを被っていて”すごくおしゃれな方だな、本当に産廃業者さんかな?”と思いました(笑)。

 そうでしたか(笑)。

小島 例えば忘年会だとか。みんなでバーベキューもやりましたね。システム関係のやりとりでみなさんとほぼ全員顔見知りだったので、とても楽しく過ごしました。社員のように和気あいあいと(笑)。いい思い出です。

 うちのイベントは、基本的に福利厚生で社員1人当たり4万円の予算が付きます。 だから20人いる営業所だったら80万円。その80万の予算のなかで基本的に何やってもいいことになっています。 だから、横浜スタジアムに野球見に行く人たちもいれば、サーキット場にみんなで行くとか。確かバーベキューのときは本社の近くの川崎競馬場でやりました。競馬場の真ん中で夜バーベキューができるから親睦会やろうか、ということで小島さんに声をかけて。

小島 みなさんすごくアットホームで全然ギスギスしてなくて。キタジマさんにはいろんな拠点があるのですが、本社はファミリーみたいにみんな仲いいですね。

小島 取引先を大事にする姿勢を感じました。稀に、 “お客様は神様”という業者さんもいるのですが、キタジマさんは本当に仲間として一緒に課題に向けて考えていただけるので、”共創”という言葉にぴったりな会社だと思います。

小島 はい。お仕事面でもすごく紳士的にご対応いただいています。ただ案件を相談して、” 無理だ””無理じゃない”のやりとりではなく、一緒に課題解決に取り組んで、”どうすれば良いのか”まで導くことができています。当社としても非常に助かっているので、長いお付き合いになっています。

小島 キタジマさんは産廃業界で長い歴史があり信用があります。うちとお取引があることを外部にアピールすることで、自動的にうちも信用を得ることができています。”キタジマさんが使っているソフトであれば安心だ”と即決していただいた企業もあります。ありがたいです。

 そう言っていただけて光栄です。実際うちが SMS産廃ソフトを通じてケイ・システムさんと取引させていただくことによって、今度はうちのお客様がSMSを取り入れてくれると、通常の取引以上の親和性が出てきます。うちとしても、いま以上に仕事がスムーズになります。

株式会社キタジマ 森取締役営業部長
株式会社キタジマ 森取締役営業部長

キタジマとのこれから

プラスαで付加価値あるサービスを提供していく

小島 廃棄物業界は今後ますます進歩が求められます。適正な処理は当然のことながら、新たな付加価値を提供することが必要です。廃棄物の処理状況の見える化を、排出元が簡単に自動化できるようなサービスが求められていると思います。

 企業としてこの先、普通のサービスを提供していても厳しくなると思います。うちの主力である産業廃棄物の収集と処理に、プラスαでシステムを抱き合わせて広めていく。システムの利便性などをお客様に感じてもらって、エンドユーザーさんのほうにも利用してもらう。廃棄物を運搬する、処理する、プラス、法的なシステムに関するコンプライアンスを担保することもウリにしたいね、という話はしています。そういった意味でうちとケイ・システムさんが一緒になって営業をかけていきたいですね。

小島 ゴミを出す側の管理システムはうちで開発していて、さきほど森さんが言われたゴミを回収するだけでない付加価値あるサービスに繋がっています。産廃業者さん向けではなくて、ゴミを排出する企業側が、どうすれば快適に管理ができ、廃棄物のトレーサビリティがとれるのか、ということですね。森さんにもご協力いただいています。

 実は東京オリンピックでも使っているシステム。

小島 そうなんです。だけどそれはお役所が決めたフォーマットで作ったものなので、苦戦を強いられているところです。うちだけだとなかなかPRや拡販が難しいのですが、キタジマさんと組めば倍以上の拡販ができるし、排出元の声も吸い上げられるので喜んでもらえています。

小島 そうですね。近年、SDGsの達成に貢献することがメジャーになっているなかで、以前からリサイクルに取り組まれているキタジマさんは、その辺をすごく理解していらっしゃいます。このシステムはゴミを見える化できるので、” SDGsの達成に貢献できる”と掲げていますが、” SDGsをやって商売になるの?”と、よく言われます。もちろんキタジマさんはそういうことは一切言わないです。

 はい。

小島 たぶん共通課題としてあるのが、事業者、排出元さんに提案をしたとき、 “費用対効果はどうなるんだ?””そんなお金は出ないよ”となって、なかなか厳しい部分ですね。やらなくてはいけないことだけど、それに対してコストをかけるべきなのか?というところで、なかなか 浸透していかない。一緒にすごくいい提案をさせていただいているのですが…

 社会全体の理解ですかね。じつは廃棄物に関する法律を破ることはすごく罪が重く、罰則も大きいのですが、 それに対して、産廃業界が業界として世間に認知されているかというとそうでもなくて。例えば、”職種を選んでください”という項目のなかに、産業廃棄物処分業はまったく出てこない。建設業や解体業はあっても産廃業はないんです。そういう意味でも、世間的に認知されるにはまだまだ自分たちがやらないといけないことがたくさんあります。環境が大事、リサイクルが大事という部分は先行していますけど、それが広く認知され、そこに携わる業界に対しての理解があるかというと、まだまだという気がしています。

小島 キタジマさんにはやはり神奈川県のリーディングカンパニーになって業界を引っ張っていって欲しい。また、多方面でさまざまな業者さんと競争していただきたいです。その一方で、私たちと一緒に課題に取り組み、先ほどお話したような環境システムの”共創”を引き続きお願いしたいと思います。

株式会社ケイ・システム集合写真

株式会社ケイ・システム

2015年、神奈川県大和市で設立。2016年『企業の体重計®』を開発し、これまで目に見えにくかった産業廃棄物の見える化、SDGs経営の推進に貢献。企業理念は、「アナログな産業廃棄物業界をITの力で変革する DX化、SDGs経営を推進し、関わる全ての皆様と共に歩む」。2024年2月、事務所を相模大塚駅前に移転。

http://ksystem.kanagawa.jp/

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